2011年3月11日 金曜日 14時46分、東日本大震災発生。
たくさんの命が喪われて。
大切な人、もの、想い出が亡くなって。
1年が経ちました。
哀しみは尽きず、
痛みは治まらず、
苦しみは堪えず、
傷痕は塞がらず遺り、
涙は枯れず、
待ち人は還らず、
きっと。
ずっとずっと、消えることはないのでしょう。
そんな人たちとふるさとを目の前にしても…悔しいことに、私たちは無力で。
その憂いを取り除くことは出来ない。
それでも。
私はこれからも何か出来ることを探して、例え見つからなくても探して…できるだけ続けていきたいと思います。
風化させないよ。
自らをかえりみず、誰かのために在ろうとした人がいたこと。
伸ばした手が空を切って、届かなかった人がいたこと。
涙を噛んで唇を震わせて、必死に叫んだ人がいたこと。
プロであろうと一般人であろうと、無償の優しさと献身を捧げた人がいること。
途方に暮れて立ちつくした背中。
息を詰めて合わせる手のひら。
防災無線の声。
喉を震わせて零す涙。
行き場を失った動物たち。
捜し求めて彷徨う身体。
家の壁の赤い文字。
後悔の言葉。
強く未来を見据える瞳。
想い出の残像。
しまい込んだ孤独。
赤い旗、白い旗。
荒野に咲く花。
懸命に生きようとした人の存在。
忘れないよ。
忘れたりなんか、しないから。
遠くて近い空を見上げて、世界は繋がっていると。
ひとは。
倒れても何度でも立ち上がる力がある。
どんな絶望の中にも僅かな光を探すことが出来る。
みんなで生きることができる。
そう、強く強く、信じてる。
願いながら、
祈りながら。
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